昨日、ふぶきさんと漫画を作ることについて話していた。
「マンネリ化を防ぐために、もう少し心の引き出しを増やした方が良い」
と言われた。突然心の引きだしと言われても、机の引き出しのように物を入れておける訳ではないので、どれが引き出しになっているのかわからない。どういうことを引き出しと言うのだろう?
「それはね、こういうものにはこういう傾向があるという情報を整理して収めておく。そういうことを沢山持っていることだよ。露猫さんの引きだしには"人"の優先順位が高いような感じがする。僕の引き出しにも"人"は入っているけど、ダイオードとか水素、ヘリウムとか道具や元素、鉱物の名前の方が優先度が高い」
確かに、私はワイドショーの情報を(無駄に)仕入れるのが得意だったりする。
では、心の中に水素やヘリウムなど、ものをしまうにはどうしたら良いのだろう?
「それは、好きになって調べることだよ。好きになったら興味が出てくる。興味が出てきたら調べたくなってくる。そうやって興味を持つことをたくさん繰り返していくと、次第に心の引き出しが増えてゆくよ。露猫さんは引っ越したことで、今まで持っていた人脈や地質的な情報が、リセットされて空っぽになってしまったんだね。だからこれから色々なことを経験してそれを埋めて行かなければならない。」
そうなんだ。実は最近そのせいで漫画作りがしんどくなっている。もっともっと知りたいことがあるけれど、新しいことばかりで、心と体がついてゆかないのだ。(もっとも、新しいことが経験できないよりは、幸せなことかもしれないが、これはこれで結構大変だ)
「ゆっくり時間をかけて、よく人の話を聞いておくことさ。そして、この人はどういう反応をするんだろう、今、どういうことを考えているだろう、と推測する。それが漫画家に欠かせない、人を見るということなんだ」
最近のコメント