閃長岩と花崗岩
昨日、砂の中の苦土橄欖石の飴色の粒をふぶきさんが分けている時「ここではどうして橄欖石が蛇紋岩化せずに分離結晶が拾えるんだろうね。」と言うので「マグマの中で橄欖石の結晶が出来たあと、そのまま上に上がってきたからじゃないかなあ。磁鉄鉱や橄欖石はマグマの中で比較的早く結晶を作るんだよ。砂の中には輝石もあったでしょう?磁鉄鉱や橄欖石ができた後に輝石ができて、それから火山活動で地上にまき散らされて固まり、風化したものが海岸で拾えるんじゃない?ほら、前にも玄武岩の中に橄欖石があって、その周りに灰長石が結晶していたのを拾ったじゃない」と説明して、恐ろしいことに気付いた。なんと、ふぶきさんにはじめて鉱物を教えてしまったのだ!!!「どうしちゃったんだろうね・・。おかしいね」という話をしたら「すごいじゃん」と言って笑っていた。奇跡だ。(笑
今日は「もっと!」の8巻(まだ発行は随分先だが)に載せるために、ジルコンとウラノトール石の結晶模型が作れる展開図をレイアウトし、脇に添えるイラストを書いた。ふぶきさんにチェックして貰ってからペン入れをするつもり。これが終わらないと、次の漫画に取りかかれない。
そういえば、長いこと花崗岩だと思っていた岩石が、実は閃長岩だということを知った。
確かに比べてみると全然雰囲気が違う。右が花崗岩で左が閃長岩なのだが、なんといっても左の標本にはまず雲母がみあたらない。そして石英もほとんど見えない。そのうえ黄銅鉱の小さい粒なんかが混じっていたりする。(ここでは銅の二次鉱物もでる)このような岩石を花崗岩だと思っていたとは恐ろしい。閃長岩の中に含まれる黒っぽく見える不定形のものは、方鉛鉱かな??と思っていたが(この閃長岩新鮮な方鉛鉱を含んでいて、鉛の二次鉱物も出るのだ)これも条痕を調べてみると、濃い緑色。角閃石か輝石の条痕は珪酸塩鉱物だからなんとなく白かと思っていたが、実際は緑色を帯びた色だとわかり、角閃石か輝石の可能性が高くなった。こういうことを調べていると、あっと言う間に時間が過ぎてゆく。
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