砂の分離2
こちらはまた違う所の砂です。ここまでするのにパンニングと磁力選考を2回ずつしています。パンニングでは石英と長石を取り除き、フェライト磁石では磁鉄鉱を取り除きました。それでもまだ八面体で光沢の強い黒い結晶である磁鉄鉱が沢山残っています。先日お伝えしたとおり、ネオジム磁石を使って磁鉄鉱を取り除きます。
磁鉄鉱を取り除いてもまだ黒い鉱物が沢山残っています。黒いのは六角形の断面をした結晶で、一見電気石かと思いますが、柱面に条線がないことから違う鉱物だと判断できます。ガイガーカウンタで測ってみると少し放射線が出ているので、褐簾石という希元素鉱物だと判りました。チタン鉄鉱と比べて鉄を含む量が少ないので磁性が弱く、ネオジム磁石に少しずつしかつかないので根気よくトントンするしかありません。左下のすみの方の砂が、褐簾石が取り除かれて緑っぽい白色になっているのがお判りいただけるでしょうか。
右に磁鉄鉱の砂、真ん中に褐簾石の砂、左に磁性のない砂を集めてみました。磁性のない砂の中には、赤紫色をしたジルコンや、黄緑色の緑簾石、暗緑色のトール石、オレンジ色の燐灰石など色々な鉱物が含まれています。もちろん石英や長石もまだ含まれていますので、その中からピンセットで拾って集めます。
こちらは顕微鏡にデジカメのレンズをくっつけて写真を撮ったものです。黒いのは褐簾石、白いのは石英、オレンジ色は燐灰石です。このもとの母岩は花崗岩です。
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