誰も思いついていない全く新しいこと
を考えたいと思って、色々考えて作品を作っても、できあがってみれば、どこかに先人はいるものである。「鋭錐石さん」の漫画も、完成した後に、いろいろなホームページをめぐっていたら、「おいおい、なんか私が書いた内容がほとんど書いてあるじゃないかい、あらら・・私の作品に新しいところなにもないや」てな具合で、脹らみ欠けた自信もシオシオとしぼんでしまうのである。逆に言うと、どこをどう歩いたか知らないが、先輩達と同じ道に辿り着いた(かもしれない)という自信にはなった。
鉱物を究める道は沢山あって、どの方向から入ってきてもいいと思うのだが、私などはろくに勉強らしいことをしてこなかったものだから、化学や数学、物理関係にはめっぽう弱いのである。そのため、数式を必要とする世界にはなるべく近寄りたくない、と感じる。でも鉱物の近くには寄り添っていたい。そういう中で、古い資料を読んでいたら、素晴らしい文章にぶつかった。かい摘んで話すと、鉱物を深く知るためには、よく標本を見ればいい、ということである。
先日、採集してきたマンガン方解石を見ていたら、一緒に水晶がついているものがあった。方解石と水晶(石英)が共生するものを今まで見たことが無かったので、これは珍しいと思ったのだが、いろいろ調べるとどうもそんなに珍しい物ではなく、方解石と水晶の共生は普通にあるようである。
これは発展に結びつかなかったが、つまりはこの鉱物とこの鉱物は隣に来ることがあるが、普通なのか?普通でないのか?ということを常に考えるということかな、と解釈した。そんな単純な観察の仕方でも、それを実感して理解するまでに相当の時間を要することは、すぐに想像できる。掌に乗る標本の中にも地球の法則は沢山提示されているのである。それを、自分の実力にするか、それとも見逃してしまうかは、私の努力次第かもしれないなあ、と思い始めた。採集して、標本に名前をつけたら、終わりではないのだ。あるいは採集しなくても、手元に標本があればどんな標本からもその教えは学べるということにはならないか。これは、鉱物の見方のほんの、ほんの一部にしかすぎないが、標本に名前をつけたその先に・・何があるのか、覗いてみたい今日この頃である。
高知県のNさん、静岡のMさん、鉱物鑑定試験、合格おめでとうございます。
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コメント
自分にとっては大発見でも、他人にとってはもう既成の事なのはよくあることです。私も経験があります。でも、新鮮な驚き、感動こそが大事だと思います。
ところで、また「ザ!鉄腕!DASH!!」で鉱物採集をするそうです。今度はトパーズ、何処に行くのかな?
投稿 春日 | 2007年11月 7日 (水) 17時42分
>新鮮な驚き、感動こそが大事だと思います。
それだけなら、今この瞬間でも沢山あります。^^
「ザ!鉄腕!DASH!!」楽しみですね。鉱物の存在すら見たこともない人に比べたら、テレビ番組とはいえ採集に行くということで、一歩は踏み出せている訳ですね。宝石鉱物ということで、悪影響も懸念されますが・・・。
投稿 露猫綾乃 | 2007年11月 9日 (金) 16時18分
関東地方でトパーズといえば、茨城県かな?
岐阜県や滋賀県まで行くとは思えないし、……
投稿 春日 | 2007年11月10日 (土) 01時20分