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いろいろ本を読んでいます

次回漫画「つゆねこのおんがえし」は下書きが全て終了。これからペン入れに入ります。22~23日には公開できそうな予感。重いテーマなので、なかなか筆が進まず、苦しい思いをしました。楽しくないことを漫画にするのはとてもエネルギーがいります。でも書いておかなければいけないことだと思うので、敢えて書きました。

野尻抱介氏「新黙のフライバイ」読了。表題「沈黙のフライバイ」は宇宙を舞台にこういう物語が書けるのかと思い、よい結末だと思った。(もちろん野尻氏の小説はいつもそうであるが)地球で私たちが抱いている時間の概念は、実は短いもので、もっともっと大きなスケールがあるのだということ。それを物語として嫌味なく組み込める技にはいつも敬服する。ちょうどウィリアム・パウンドストーン氏の本の「ビッグバンと熱の消滅」という項を読んでいたので、そのイメージが違和感なく想像できた。

続けて現在読んでいるのはオリヴァー・サックス著「タングステンおじさん」。素晴らしい名訳で、翻訳書なのにわくわくしながら読める化学エッセイである。このような本を出せる早川書房というところは素晴らしい。(先の野尻氏の本も早川だ。特に他の出版社をどうこう言っている訳ではない)私は化学者の伝記を読むのがとても好きである。私も新しい発見をしてみたいと思う。でも化学という学問は実験をしなければわからない部分が沢山あるので、私には敷居が高い。そして薬品を手に入れるのも勇気がいることだし、それを適正に処理するのも相当の知識がいる。そういう意味で私は今のところ、ただ化学に憧れているだけにすぎない人だ。(別の意味では毎日料理という化学を楽しんでいるとも言えるが)「本に出ているこの実験をしたい」と主人に言うと、「それは結構危険な実験だよ」と止められることがままある。もし私が、なんの知識なしに興味だけでそういう実験をするところを想像するととても怖い。きっと何か大変なことになっているだろう。それにしても興味はつきない世界なので、落ち着いたら何か実験をやってみたい。

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